HOME > 埼玉県予防接種センターだより(No 2022-04)
長きにわたりと当センター予防接種センター長としてご尽力いただいた川野豊先生がこの3月末でご退職となりました。2022年の4月から川野先生の後任として担当させて頂くことになりました菅沼栄介と申します。至らない点もあろうかと存じますが、温かく見守っていただければ幸いでございます。
去る3月に蔓延防止等重点措置は解除されたとはいえ、終息には程遠い状況が続いております。予防接種や感染症に関するお役に立つ情報を提供してまいりたいと思いますので、今後とご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
総接種回数は2.6億回を超えました。自治体の方々、医療関係者、職域接種の関係者をはじめ、皆様のご尽力により接種が進んでいることに御礼申し上げます。引き続きご協力を賜りますようお願い申し上げます。
≪役立つ情報をご案内します≫
◯12~17歳の小児に対する新型コロナワクチン追加接種について
(日本小児科学会)
〇5~11歳小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方(日本小児科学会)
ファイザー社(5~11歳用)
ワクチン名:コミナティ 5~11歳用
ワクチンタイプ:mRNAワクチン
薬事承認:2022年1月21日
接種回数:2回 標準的な接種間隔:21日間隔
≪このほか、新型コロナワクチンに関する情報はこちらをご覧ください≫
厚労省HP「新型コロナワクチンについて」
○ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種の積極的勧奨が再開しました(2022年4月1日)接種機会を逃した方の対応(キャッチアップ接種について)もございますのでご参考にしてください。
〇「日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール」を改訂されました。
令和4年3月31日、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き」を第7.1版に更新しました。この手引きには現在までのCOVID-19診療に関する新たな知見や診療に役立つ情報が詰まっています。
コロナ診療を行う医療従事者や関係者の皆さまにご活用いただけると幸いです。
<改定のポイン>
1 病原体・疫学
〇オミクロン株について更新
〇国内発生 状況を更新
2 臨床像
〇小児分野のエビデンスを更新
3 症例定義・診断・届出
〇各種検査の特徴の表を 「 新型コロナウイルス感染症( COVID 19 )
病原体検査の指針 第 5.1 版 」に準じて更新
4 薬物療法
〇レムデシビル 2022年 3 月 18 日の添付文書改訂による軽症患者への
適応拡大、投与時の注意について更新
〇中和抗体薬(ソトロビマブ、カシリビマブ イムデビマブ):
オミクロン株についてのエビデンスを追加
5 院内感染対策
○医療従事者が濃厚接触者となった場合の考え方について事務連絡
「 医療従事者である濃厚接触者に対する外出自粛要請への対応
について(2021.8.13 発出、 2022 3.16 一部改正) 」 の内容を更新
令和4年1月から実施されていたまん延防止等重点措置は、同年3月21日をもって全ての都道府県で終了しました。2022年3月に、以下の情報が厚労省HPに公開されましたので、お知らせいたします。
1) 新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する 11 の知識
2)新型コロナワクチンQ&A(「追加接種(3回目接種)」の接種対象や接種を受ける方法など)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は2週連続で増加した
<IDWR 感染症発生動向調査週報>
2022年第10週(3月7日~3月13日)のデータを公表しました。全国の定点医療機関当たり報告数は0.00(報告数:18件)です。
<インフルエンザに関する報道発表資料>
特集は「トキソプラズマ 2010年~2021年」です。関連情報として、「日本国内におけるトキソプラズマ症発生動向の推定、国内における食肉を介したトキソプラズマのリスク、沖縄県におけるトキソプラズマ症の現状」などを取り上げています。
<IASR(病原微生物検出情報 月報)2022年3月号>
2022年04月06日 新型コロナウイルス感染症の世界の状況報告(更新57)
2022年03月29日 超多剤耐性ソンネ赤痢菌感染症ー欧州・ヨーロッパ
2022年03月07日 野生型ポリオウイルス1型(WPV1)-マラウイ共和国
以上の情報は厚労省の感染症エクスプレスなどを参考にしています。
行政・法律の問い合わせ先
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埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
埼玉県保健医療部疾病対策課
感染症・新型インフルエンザ対策担当
TEL: 048-830-3572 ,3557 FAX: 048-830-4809
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文責・市町村予防接種担当者・医療機関向け医療保健相談
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埼玉県さいたま市岩槻区馬込2100 埼玉県立小児医療センター内
感染免疫・アレルギー科: 科長兼副部長 菅沼 栄介
TEL:048‐601-2200 FAX:048‐601-2201
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予防接種を推進し、埼玉県民のVPDの撲滅をめざすという趣旨のもと、小児科医はもとより、埼玉県で予防接種に関わりのある産婦人科・内科・耳鼻科などの 医師・保健師・助産師・看護師・その他コメディカルスタッフなど多くの職種の方が会員となり、埼玉県における予防接種の状況の正確な把握、多くの貴重な情 報の共有などを目指して活動をしております。
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