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埼玉県予防接種センターだより (No 2015-01)

◎予防接種情報◎

◆第12回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会を開催しました(2015年1月9日)

今回は、昨年度の基本方針部会において引き続き技術的な検討が必要とされたB型肝炎ワクチンと平成27年度における日本脳炎ワクチンの特例措置対象者について審議が行われました。

①これまでの技術的な検討結果を踏まえ、仮に国民に対して広く接種機会を提供する場合の対応として下記案を事務局から提示し、審議が行われました。
 ・予防接種対象年齢は出生後から生後12月までとする。
 ・標準的には生後2カ月からのB型肝炎ワクチン接種を実施する。
  (生後2カ月、3カ月、7-8カ月での接種。感染リスクが高い場合には
   出生直後の予防も考慮する。)
 ・使用するワクチン製剤は遺伝子型A型、C型どちらのウイルス由来の製剤も
  選択可能とする。
  その結果、事務局から提示した対応案は了承されました。

②平成27年度の日本脳炎ワクチンの特例措置対象者として、18歳となる者
 (平成9年4月2日から平成10年4月1日に生まれた者)に対して、第2期の
  積極的な勧奨を行うことが了承されました。

また、「3種混合ワクチン(DPT)の販売中止について」や「平成26年度MRワクチンの接種率(中間評価)について」なども報告されました。
なお、審議事項の①B型肝炎ワクチン、②日本脳炎ワクチン、につきましては、来週15日に開催予定の予防接種・ワクチン分科会においても審議を行う予定です。

<第12回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000070705.html


◆第6回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会を開催しました(2015年1月15日)

今回は、今年1月9日の基本方針部会において了承された、B型肝炎ワクチンと平成27年度における日本脳炎ワクチンの特例措置対象者に関して審議しました。

① 仮に国民に対して広く接種機会を提供する場合の対応として、基本方針部会で了承された下記案について審議し、本分科会でも了承されました。
・予防接種対象年齢は出生後から生後12月までとする。
・標準的には生後2カ月からのB型肝炎ワクチン接種を実施する。
  (生後2カ月、3カ月、7-8カ月での接種。感染リスクが高い場合には
  出生直後の予防も考慮する。)
・使用するワクチン製剤は遺伝子型A型、C型どちらのウイルス由来の製剤も
  選択可能とする。

② 平成27年度の日本脳炎ワクチンの特例措置対象者として、18歳となる者
  (平成9年4月2日から平成10年4月1日に生まれた者)に対して、第2期の
  積極的な勧奨を行うことが了承されました。

また、「各部会からの審議状況等報告」や「平成27年度予防接種対策予算案」なども報告されました。

<第6回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000071278.html




◎感染症情報◎  - 国内の感染症発生状況 -

◆IDWR 2014年第52週(第52号):インフルエンザなどについて

インフルエンザの定点当たり報告数は第43週以降増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してかなり多くなっています。また、今週のIDWRでは、注目すべき感染症として、インフルエンザが取り上げられています。

IDWR(感染症発生動向調査週報)2014年第52週(第52号)
※以下のURLに1月19日に掲載される予定です。
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl.html

 

◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2015年1月16日)

2015年第2週(2015年1月5日~11日)のデータを公表しました。
全国の定点当たり報告数は33.28となっています。

<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/…


◎感染症情報◎  - 海外の感染症発生状況 -

2015年01月16日 流行が始まったヨーロッパのインフルエンザ 
http://www.forth.go.jp/topics/2015/01161022.html

2015年01月16日 エボラウイルス病の発生状況 (第2週):補足
http://www.forth.go.jp/topics/2015/01160900.html

2015年01月15日 エボラウイルス病の発生状況 (第2週)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/01151050.html 

2015年01月14日 ヒトと動物に共通するインフルエンザ感染症の概況 
http://www.forth.go.jp/topics/2015/01141559.html

2015年01月13日 エボラウイルス病の発生状況 (第1週):補足2
http://www.forth.go.jp/topics/2015/01131125.html



以上の情報は厚労省の感染症エクスプレスなどを参考にしています。
行政・法律の問い合わせ先
☆~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
 埼玉県保健医療部疾病対策課
 感染症・新型インフルエンザ対策担当
 TEL: 048-830-3572 ,3557 FAX: 048-830-4809
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文責・市町村予防接種担当者・医療機関向け医療保健相談
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埼玉県さいたま市岩槻区馬込2100 埼玉県立小児医療センター内
 埼玉県予防接種センター長  川野 豊(予防接種医療相談)
 TEL:048-758-1811  FAX:048-758-2626
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