HOME > 埼玉県予防接種センターだより(No 2017-11)
11月5日、東京で開催した「新型インフルエンザの診療と対策に関する研修」資料を、厚生労働省ホームページに公開しました。
当日は、全国から327名の方々にご参加いただき、パンデミック発生時の診療に直結する政府の新型インフルエンザ対策として、近年発生数が増加傾向であるH7N9を含めた鳥インフルエンザの疫学、現在改訂作業が進んでいる成人の新型インフルエンザ治療ガイドライン改訂の方向性、医療現場でも課題となっている感染対策についての講演がなされ、活発な質疑応答が行われました。
<「平成28年度新型インフルエンザの診療と対策に関する研修」資料>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/kouen-kensyuukai/h29.html
10月19日、第1回麻しん・風しんに関する小委員会を開催し、「風しんに関する特定感染症予防指針」の改正について審議を行いました。平成32年度までに風しんを排除することを目指すためには、風しんを診断した場合に迅速に対応する必要があります。
今回の小委員会では、風しんが1例でも発生すれば積極的な疫学調査を行う、原則として全例にウイルス遺伝子検査等を実施、とする予防指針の改正案についての議論が行われ、了承されました。
<厚生科学審議会 (麻しん・風しんに関する小委員会)>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei.html?tid=486923
全国の定点医療機関当たり報告数は0.49 (2017年11月10日)
2017年第44週(10月30日~11月5日)のデータを公表しました。
全国の定点医療機関当たり報告数は0.49で、前週の0.36から増加しました。
<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/ke…
特集は「手足口病・ヘルパンギーナ」です。
関連情報として「手足口病およびヘルパンギーナ患者の発生動向とエンテロウイルス(EV)検出状況―神奈川県」や「2010~2017年の広島市における手足患者等からのエンテロウイルス検出状況―重症化例も含めて」等の記事を取り上げています。
また、「長崎県におけるコクサッキーウイルスB4型による新生児~早期乳児の重症感染例」等の記事を掲載しています。
IASR(病原微生物検出情報 月報)2017年10月号
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr.html
咽頭結膜熱の定点医療機関当たり報告数は2週連続で増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状況が続いています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点医療機関当たり報告数も2週連続で増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多くなっています。
<IDWR 感染症発生動向調査週報>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2017.html
以上の情報は厚労省の感染症エクスプレスなどを参考にしています。
行政・法律の問い合わせ先
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埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
埼玉県保健医療部疾病対策課
感染症・新型インフルエンザ対策担当
TEL: 048-830-3572 ,3557 FAX: 048-830-4809
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文責・市町村予防接種担当者・医療機関向け医療保健相談
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埼玉県さいたま市中央区新都心1番地2 埼玉県立小児医療センター内
埼玉県予防接種センター長 川野 豊(予防接種医療相談)
TEL:048‐601-2615 FAX:048‐601-2253
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