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埼玉県予防接種センターだより (No 2017-02)

◎予防接種情報◎

第24回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会を開催しました(2017年1月24日)

1月24日に第24回予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会を薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会と合同で開催しました。

今回は、百日せき、ジフテリア、破傷風、不活化ポリオ、肺炎球菌(7価及び13価)、Hib、BCG、日本脳炎、B型肝炎、ロタウイルスの各ワクチンについて、平成28年10月末までの副反応疑い報告を基に審議が行われ、これまでの報告において各ワクチンの安全性に重大な懸念は認められないと評価されました。
 
<第24回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000149425.html

◎感染症情報◎ 〜 国内の感染症発生状況 〜

ノロウイルスにご注意ください

ノロウイルスを含む感染症胃腸炎は、今シーズンのピークよりは、減少していますが、変異株の検出も報告されていることから、今後も引き続き注意が必要です。ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。

子どもや高齢者は重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせる場合があります。

治療薬はなく、治療は輸液などの対症療法に限られます。特に、乳幼児や高齢者は脱水になりやすいので、水分摂取をし、医療機関を受診しましょう。ノロウイルスの予防とまん延防止のためには、国民一人一人の適切な対応が重要です。

食事の前やトイレの後などには、手を洗い、ノロウイルスの感染を予防しましょう。特に感染した人のふん便や吐ぶつを処理する場合は、マスクや手袋を着用し飛び散らないよう適切に処理し、処理した後にも必ず手を洗いましょう。

<感染性胃腸炎(特にノロウイルス)について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-ka…

第7回医療・医薬品作業班会議を開催しました。(2017年1月20日)

1月20日に厚生科学審議会新型インフルエンザ対策に関する小委員会 第7回医療・医薬品作業班会議を開催しました。

新型インフルエンザ対策における抗インフルエンザウイルス薬の備蓄について議論が行われました。耐性株の出現のリスクやアビガン錠の有効性や安全性について、前回の作業班で参考人に聴取した知見を踏まえて、新型インフルエンザ対策における抗インフルエンザウイルス薬のあり方について、議論を深めました。

<新型インフルエンザ対策に関する小委員会 第7回医療・医薬品作業班会議>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000149253.html

「肝炎研究、今、未来」AMED公開報告会を3月11日に開催します(主催:AMED)

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は、平成28年度肝炎等克服実用化研究事業の公開報告会「肝炎研究、今、未来」を、3月11日に日経ホール(東京都千代田区)にて開催します。

本事業では、肝炎治療実績の大幅な改善につながるような研究開発を推進しています。 入場は無料でどなたでも参加できます。プログラムやお申込み(事前登録制)等の詳細は以下のURLからご確認ください。

<AMED公開報告会 概要>
http://www.amed.go.jp/news/event/kanen170311.html

<シンポジウム開催案内>
http://www.amed.go.jp/content/files/jp/info/kanen170311_flyer.pdf

第1回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動表彰の募集を開始しました(主催:内閣官房)

内閣官房が、第1回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動表彰の募集を開始しました。

薬剤耐性(AMR)対策の普及啓発活動の取組について募集しています。対象は個人又は団体で、自薦、他薦を問いません。

4つの部門(国民部門、医療部門、研究・教育部門、動物部門)で優良事例を表彰します。先進的な取組、又は多くの国民の皆さまや多くの分野に広がるような取組について、多数の応募をお待ちしております。

応募方法等詳細は以下の募集サイトからご確認ください。
<第1回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動表彰の募集について>
https://co-meid-cas.go.jp/amrform/

IDWR 2017年第4週(第4号)(2017年2月10日)

インフルエンザの定点医療機関当たり報告数は第34週以降増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してやや多くなっています。

また、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)の定点医療機関当たり報告数は増加しました。その他、流行性耳下腺炎の定点医療機関当たり報告数は横ばいとなっています。
 
<IDWR 感染症発生動向調査週報>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2017.html

全国の定点医療機関当たり報告数は38.14~インフルエンザの発生状況を公表しました(2017年2月10日)

2017年第5週(1月30日~2月5日)のデータを公表しました。
全国の定点医療機関当たり報告数は38.14となり、前週の39.41よりも減少しました。

<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/…

 

以上の情報は厚労省の感染症エクスプレスなどを参考にしています。
行政・法律の問い合わせ先
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埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
 埼玉県保健医療部疾病対策課
 感染症・新型インフルエンザ対策担当
 TEL: 048-830-3572 ,3557 FAX: 048-830-4809
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文責・市町村予防接種担当者・医療機関向け医療保健相談
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埼玉県さいたま市中央区新都心1番地2 埼玉県立小児医療センター内
 埼玉県予防接種センター長  川野 豊(予防接種医療相談)
 TEL:048‐601-2615  FAX:048‐601-2253
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