HOME > 埼玉県予防接種センターだより(No 2018-5)
沖縄県で、海外からの渡航者を初発患者として麻しん患者が多数発生しました。
厚生労働省では、他の都道府県においても麻しんが発生する可能性を考慮し、また、ゴールデンウィークに旅行される方が増えることから、4月26日に各自治体、医療機関等に対して早期発見や院内感染防止等の注意喚起の事務連絡を発出しました。
医療従事者は、疑わしい症状の患者を診察する際に、予防接種歴、渡航歴等を確認し、麻しんを念頭においた診療と、感染防止策に留意してください。
<麻しん発生報告数の増加に伴う注意喚起について(協力依頼)>http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/…/dl/180427_2.pdf
<麻しんについて>
http://www.mhlw.go.jp/seisaksuite/bun…kekkaku-kansenshou/measles/
2月後半よりロタウイルス感染症の報告数が増えています。ロタウイルス感染症は主に乳幼児の下痢症を引き起こすウイルス感染症であり、毎年3月~4月を患者報告数のピークとして、5月頃まで流行が続きます。
下痢、嘔吐のために水分摂取できない乳幼児が入院することも少なくありません。ロタウイルスの感染経路は主に糞口感染であり、患者の排泄物中に多量のウイルス粒子が含まれているため、手洗い等とともに、オムツ等の適切な処理が感染防止の基本です。院内感染を防止するためにも、医療従事者は手洗いの徹底を心がけてください。
<ロタウイルスに関するQ&A>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkakusuite/bun…19/Rotavirus/
<国立感染症研究所:ロタウイルス感染性胃腸炎とは>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/3377-rota-intro.html
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点医療機関当たり報告数は2週連続で増加しています。また注目すべき感染症として麻しんを取り上げています。
<IDWR 感染症発生動向調査週報>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2018.html
全国の定点医療機関当たり報告数は1.23
2018年第17週(4月23日~4月29日)のデータを公表しました。
全国の定点医療機関当たり報告数は1.23となり、前週の1.76よりも減少しました。
全国の定点医療機関当たり報告数は0.61
2018年第18週(4月30日~5月6日)のデータを公表しました。
全国の定点医療機関当たり報告数は0.61となり、前週の1.23よりも減少しました。
<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/ssuite/bun…/houdou.html
特集は「麻疹2018年2月現在」です。
関連情報として各都道府県における麻疹のアウトブレイクや、海外の麻疹の状況を取り上げています。
<IASR(病原微生物検出情報 月報)2018年4月号>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr.html
以上の情報は厚労省の感染症エクスプレスなどを参考にしています。
行政・法律の問い合わせ先
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埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
埼玉県保健医療部疾病対策課
感染症・新型インフルエンザ対策担当
TEL: 048-830-3572 ,3557 FAX: 048-830-4809
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文責・市町村予防接種担当者・医療機関向け医療保健相談
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埼玉県さいたま市中央区新都心1番地2 埼玉県立小児医療センター内
埼玉県予防接種センター長 川野 豊(予防接種医療相談)
TEL:048‐601-2615 FAX:048‐601-2253
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