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埼玉県予防接種センターだより (No 2017-05)

◎予防接種情報◎

海外渡航で検討する予防接種の種類の目安

地域 期間 黄熱 ポリオ 麻しん 日本脳炎
東アジア 短期      
長期    
東南アジア 短期      
長期    
南アジア 短期      
長期  
中近東 短期      
長期    
太平洋地域 短期      
長期      
オセアニア 短期      
長期      
北アフリカ 短期      
長期    
中央アフリカ 短期    
長期  
南アフリカ 短期      
長期    
北ヨーロッパ 短期      
長期      
西ヨーロッパ 短期      
長期      
東ヨーロッパ 短期      
長期    
南ヨーロッパ 短期      
長期      
ロシア 短期      
長期      
北米 短期      
長期      
中南米 短期    
長期    

地域 期間 A型肝炎 B型肝炎 狂犬病 破傷風
東アジア 短期      
長期
東南アジア 短期      
長期
南アジア 短期      
長期
中近東 短期      
長期
太平洋地域 短期      
長期
オセアニア 短期        
長期      
北アフリカ 短期      
長期
中央アフリカ 短期      
長期
南アフリカ 短期      
長期
北ヨーロッパ 短期        
長期    
西ヨーロッパ 短期        
長期    
東ヨーロッパ 短期        
長期
南ヨーロッパ 短期        
長期
ロシア 短期        
長期
北米 短期        
長期    
中南米 短期      
長期

 

予防接種における間違いを防ぐために(2016年改訂版)

予防接種における間違いを防ぐために(2016年改訂版)が以下で入手できます。
https://www.niid.go.jp/niid/images/vaccine/machigai-boushi-2016

◎感染症情報◎ 〜 国内の感染症発生状況 〜

IDWR 2017年第14週(第14号)(2017年4月21日)

咽頭結膜熱の定点医療機関当たり報告数は第11週以降減少が続いています。
その他、注目すべき感染症として、麻しんを取り上げています。

バリ島で麻しんに感染した男性が端緒になり、自動車教習所及び宿泊施設に関連して山形県の内外に麻しんの感染が拡がり、山形県の報道発表資料によりますと、4月20日現在、本件での感染者数は60例となっています。

感染者が受診した医療機関の医師や立ち寄った施設の職員の方が感染するなどの二次感染、さらに三次感染も確認されておりますが、現在は山形県の東置賜郡と酒田市で感染が続いている模様です。

管轄の保健所や地元医師会・医療機関などの関係者の方々の感染拡大防止へのご尽力もさることながら、住民の皆様にはぜひ麻しんのことを良く知っていただき、適切な受診やワクチン接種などに取り組んでいただきたいと思います。

麻しんによる亜急性硬化性全脳炎(SSPE)を防ぐためにも、「地域のチカラ」をぜひ発揮して欲しいと、心から願うばかりです。

<IDWR 感染症発生動向調査週報>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2017.html

IDWR 2017年第15週(第15号)(2017年4月28日)

流行性耳下腺炎の定点医療機関当たり報告数は増加しました。
また、感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)の定点医療機関当たり報告数は第6週以降増加が続いています。

<IDWR 感染症発生動向調査週報>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2017.html

全国の定点医療機関当たり報告数は2.03〜 インフルエンザの発生状況を
 公表しました(2017年5月10日、5月12日)

2017年第17週(4月24日〜4月30日)及び第18週(5月1日〜5月8日)のデータを公表しました。

全国の定点医療機関当たり報告数は第18週で2.03となり、第17週の3.13から減少しました。

<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/ken…

■ゴールデンウィーク(GW)後に海外から帰国された患者にご注意ください
GWを海外で過ごされた方が、渡航中や帰国直後にお元気でも、1週間以上たってから感染症を発症する場合があり、患者、医療関係者ともに、海外渡航との関係に気がつかないことがあります。

海外には麻しん・風しんや、動物や昆虫(蚊・ダニなど)が媒介する感染症など、日本ではまれな感染症が流行していることがあります。潜伏期が数週間であるため、海外で感染し、帰国後に発熱や咳、下痢、具合が悪いなど体調不良を呈する事例がみられます。

感染が疑われる患者さんからは、渡航歴がある場合、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴などについても確認してください。

厚生労働省ではWEBサイトを通じて、GWに海外へ渡航された方に、海外での感染症の防止や帰国後の注意事項などの情報を提供しています。ぜひご覧ください。

<ゴールデンウィークにおける海外での感染症予防について>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/ke
<FORTH海外で健康に過ごすために>
http://www.forth.go.jp/

ダニ媒介感染症 注意喚起のためのリーフレットを作成しましたので、ご活用ください

春から秋にかけて、マダニの活動が盛んになり、人も野外での活動が多くなり、重症熱性血小板減少症(SFTS)等のダニ媒介感染症の発生が多くなります。

ダニ媒介感染症は感染してからの治療よりも、ダニに咬まれないための対策が重要です。

草むらや藪などに入る場合には、長袖・長ズボン、足を完全に覆う靴を履く等、肌の露出を少なくし、虫除け剤を使用するなど効果的な対策をとりましょう。

ダニ媒介感染症の注意喚起のため、リーフレットを作成しましたので、是非ご活用ください。

<ダニ媒介感染症>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164495.html

 

以上の情報は厚労省の感染症エクスプレスなどを参考にしています。
行政・法律の問い合わせ先
☆~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
 埼玉県保健医療部疾病対策課
 感染症・新型インフルエンザ対策担当
 TEL: 048-830-3572 ,3557 FAX: 048-830-4809
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~~・~・~・~・~・~・~・

文責・市町村予防接種担当者・医療機関向け医療保健相談
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埼玉県さいたま市中央区新都心1番地2 埼玉県立小児医療センター内
 埼玉県予防接種センター長  川野 豊(予防接種医療相談)
 TEL:048‐601-2615  FAX:048‐601-2253
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