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埼玉県予防接種センターだより (No 2018-12)

◎予防接種情報◎

◆ ポリオの発生状況(2018年12月) ― 海外安全情報

外務省は、12月3日付けで、ポリオ発生国に渡航する際の追加予防接種を検討するよう促しています。該当国に行かれる方は注意してください。

・世界保健機関(WHO)は,ポリオウイルスについて「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」を宣言しています。

・ポリオ発生国(パキスタン*、パプアニューギニア、アフガニスタン*、ケニア*、コンゴ民主共和国*、ソマリア*、ナイジェリア*、ニジェール*)に渡航する人は,追加の予防接種を検討してください。

*これらの国の全土又は一部に退避勧告を発出中。

◎感染症情報◎

◯国内の感染症発生状況

◆ 風しんの届出数が増えています

現在、風しんの届出数が大幅に増加しています。2018年11月25日までに2,313例の届出があり、そのうち2,253例は7月23日以降の報告です。現在までで、昨年1年間の届出数の93人を大幅に上回っています。患者の多くは、30~50代の男性で、首都圏を中心に報告されています。

◆ IDWR 2018年第47週(第47号)(2018年12月7日)

伝染性紅斑の定点医療機関当たり報告数増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多くなっています。

IDWR 感染症発生動向調査週報

◆ インフルエンザの発生状況を公表しました(2018年12月7日)

全国の定点医療機関当たり報告数は0.93

2018年第48週(11月26日~12月2日)のデータを公表しました。全国の定点医療機関当たり報告数は0.93となり、前週の0.52よりも増加しました。

インフルエンザに関する報道発表資料

◆ 第27回感染症部会を開催しました(2018年11月29日)

2018年11月29日、第27回厚生科学審議会感染症部会が開催されました。今回の感染症部会では、感染症の発生動向調査(サーベイランス)機能の強化等、風しんの発生状況等について話し合われました。また、HTLV-1の啓発、後天性免疫不全症候群及び梅毒の届出様式の改正、「スペインインフルエンザから100年」に向けた啓発事業等について報告がなされました。

第27回厚生科学審議会感染症部会

◆ AMED事業J-GRIDプログラムによる市民向け成果報告会が1月18日に開催

交通網の発達にともない、人やモノの流れと一緒に感染症も海外から侵入してくる可能性が高まっています。J-GRIDでは、日本人研究者たちが実際に感染症の流行地にて、病原体の解明や新たな診断・治療薬の開発など、感染症の制御を目指し研究を進めています。本成果報告会では、インフルエンザ、デング熱など、最新の研究報告を市民の皆様に解説します。多くの方のご参加をお待ちしております。

【タイトル】 海外から侵入してくる感染症 
       ー流行地で病原体と闘う日本人研究者たちー

【日 時】平成31年1月18日(金)13:00~16:30
【会 場】フクラシア丸の内オアゾ Hall A 
     (東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルディング16階)
【主 催】国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 (AMED)
【定 員】200名 参加無料
【詳 細】https://urldefense.proofpoint.com/v2/…
【申 込】こちらのリンクよりお申し込みください



以上の情報は厚労省の感染症エクスプレスなどを参考にしています。
行政・法律の問い合わせ先
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埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
 埼玉県保健医療部疾病対策課
 感染症・新型インフルエンザ対策担当
 TEL: 048-830-3572 ,3557 FAX: 048-830-4809
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文責・市町村予防接種担当者・医療機関向け医療保健相談
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埼玉県さいたま市岩槻区馬込2100 埼玉県立小児医療センター内
 埼玉県予防接種センター長  川野 豊(予防接種医療相談)
 TEL:048-758-1811  FAX:048-758-2626
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