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埼玉県予防接種センターだより (No 2014-10)

◎予防接種情報◎

◆男性を対象とした風しん啓発HPが開設されました(2014年9月22日)

これから結婚する男性向けのサイト「男のゼクシィ」に、風しん啓発特設サイト「未来の赤ちゃんのために、妊活前に知ってほしいこと」が開設されました。

結婚の際の風しんへの備えは、女性のみならず、昨年の風しんの流行で報告が多く見られた成人男性においても重要となります。

現在多くの自治体が、妊娠を希望する女性やそのパートナーを主な対象として、風しんの抗体検査を無料で実施しています。(平成27年3月末まで)詳細については、下記URLをご確認いただき、風しんの予防対策にお役立てください。

[男のゼクシィ特設サイト]
<未来の赤ちゃんのために、妊活前に知ってほしいこと>
http://mens.zexy.net/mens/pr/1409/?fed=men_non_mens

<風しんについて>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_…


◆「水痘」と「高齢者の肺炎球菌感染症」が10月1日から予防接種法に 定める
定期の予防接種に加わりました

【水痘】
生後12月から36月までの方は、乾燥弱毒生水痘ワクチンを3カ月以上の間隔をおいて合計2回の接種が受けられます。平成26年度に限り、生後36月から生後60月までの方も1回の接種が受けられます。

ただし、任意接種として既に水痘ワクチンの接種を受けたことがある方は、既に接種した回数分の接種を受けたものとみなします。
なお、既に水痘に罹患したことがある方は定期接種の対象とはなりません。

<水痘について>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/…

【高齢者の肺炎球菌感染症】
65歳の方及び60歳以上65歳未満の方で心臓などの機能に障害のある方は23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチンを1回の接種が受けられます。

また、平成26年度から30年度までの間は、各年において、その年度に65歳から5歳刻みで100歳になるまでの方と、平成26年度に限り、101歳以上の方も1回の接種が受けられます。

ただし、既に23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチンの接種を受けたことがある方は定期接種の対象とはなりません。
なお、現時点では沈降13価肺炎球菌結合型ワクチンを高齢者の肺炎球菌感染症の定期接種のワクチンとして使用することはできません。

<肺炎球菌感染症(高齢者)>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/…

◆HPVワクチンの接種後の症状に関する医療体制の整備と調査について
(2014年9月26・29日)

HPVワクチンについては、広範な慢性の疼痛又は運動障害を中心とする多様な症状が接種後に特異的に見られたことから、国民に適切に情報提供できるまでの間、定期接種の積極的な勧奨を差し控えているところですが、今般、接種後の症状に関して、以下の対策を講じることになりましたのでお知らせいたします。

「定期の予防接種等による副反応の報告等の取扱いについて」の一部改正について

 副反応報告様式に、「疼痛又は運動障害を中心とする多様な症状」を明記しました。

<定期の予防接種等による副反応の報告等の取扱いについて」の一部改正について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-yobou140926-6.pdf
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-yobou140926-3.pdf
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-/dl/yobou140926-4.pdf
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-yobou140926-5.pdf

 

【HPVワクチンの被接種者向けリーフレットの記載の追加について】

HPVワクチンの接種後に一定の症状が発生した場合、
 ①接種した医師に相談することを促すとともに、
 ②接種した医師等以外の医師等による診察を受ける場合においては、ワクチンの接種歴があるかどうかを伝えていただくことを追記しました。

<ヒトパピローマウイルス感染症の定期接種に関するリーフレットについて>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/dl/
<被接種者向けリーフレット「子宮けいがん予防ワクチンを受けるみなさんへ」>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/dl

 

【HPVワクチン接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関の選定について】
 (2014年9月29日)

HPVワクチンの接種後に、広範な慢性の疼痛又は運動障害を中心とする多様な症状を呈する患者に対して、より身近な地域において適切な診療を提供するため、都道府県に対し、少なくとも1つ協力医療機関を選定いただくよう依頼しました。

<ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関の選定について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/dl/

【HPVワクチン接種後に生じた症状の診療に係る研修の実施について】(2014年9月29日)

HPVワクチンの接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関の医師等に対する研修を実施することにより、地域における患者の診療体制の強化を図ることになりました。

<ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る研修の実施について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/

 




◎感染症情報◎  - 国内の感染症発生状況 -

◆デング熱について(2014年10月17日)

10月17日11時までに、国内でデング熱に感染した方が159名報告されています。
医療機関におかれましては、海外渡航歴のない場合であっても、デング熱が疑われる患者を診察した際は、速やかに最寄りの保健所へ連絡くださいますよう、ご協力をお願いいたします。

<デング熱診療ガイドライン(第1版)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/
<デング熱について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou
[国立感染症研究所ホームページ]
<デング熱とは>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/encycropedia/392-encyclopedia/


◎感染症情報◎  - 海外の感染症発生状況 -

◆エボラ出血熱について(2014年10月15日)

エボラ出血熱の患者の発生が続いています。世界保健機関(WHO)の発表によると、10月15日現在、ギニア、リベリア、シエラレオネにおいては、患者数8,973例(可能性の高い症例、確定症例、疑い症例を含む)、死亡者数4,484例、ナイジェリア、セネガル、スペイン、アメリカを含めた総数は、患者数8,998例、死亡者数4,493例が報告されています。
 
流行地域からの帰国者・入国者が発熱等の体調不良を訴え医療機関を受診した際は、行動歴・エボラ出血熱患者との接触歴等を聞き取り、エボラ出血熱への感染が疑われる場合、ただちに最寄りの保健所へ連絡下さいますようお願いいたします。

<エボラ出血熱に関する対応について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansens…
<エボラ出血熱について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kan…
<厚生労働省検疫所(FORTH)ホームページ>
http://www.forth.go.jp/



 


以上の情報は厚労省の感染症エクスプレスなどを参考にしています。
行政・法律の問い合わせ先
☆~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
 埼玉県保健医療部疾病対策課
 感染症・新型インフルエンザ対策担当
 TEL: 048-830-3572 ,3557 FAX: 048-830-4809
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文責・市町村予防接種担当者・医療機関向け医療保健相談
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埼玉県さいたま市岩槻区馬込2100 埼玉県立小児医療センター内
 埼玉県予防接種センター長  川野 豊(予防接種医療相談)
 TEL:048-758-1811  FAX:048-758-2626
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