HOME ▶︎ おたふくかぜ(ムンプス)ワクチン
2018.08.10
ムンプスウイルスによって引き起こされる流行性耳下腺炎、通称おたふくかぜを予防するためのワクチンです。任意接種ですが、地域によって公費助成が出る場合があります。
注意事項:妊婦に対しては接種禁忌
1歳になったらなるべく早く1回目接種。数年(2~6年)空けて2回目を接種。
ワクチンの種類 | 生ワクチン |
定期 / 任意 | 任意接種 |
接種回数 | 2 回 |
接種量 | 0.5 mL |
商品名 | おたふくかぜ生ワクチン「北里第一三共」 乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン「化研研」、「タケダ」 |
2-4週間程度の潜伏期を経て、発熱や唾液腺の腫れが見られる場合があります。まれに無菌性髄膜炎を発症する場合があります。嘔吐などの激しい症状が出た場合には、医療機関を受診してください。
ムンプスウイルスによって引き起こされる感染症です。
耳下腺や顎下腺といった唾液腺(唾液を作って分泌する器官)が腫れ、痛みが出ます。顔の両側が腫れると、おたふくのようにみえることからおたふくかぜという名前が付いたと言われています。
実際には片側しか腫れない患者さんもいます。合併症として、無菌性髄膜炎のほか、脳炎、膵炎、難聴になる場合もあります。
成人してからおたふくかぜに罹患すると、重症化しやすいといわれています。
感染者の咳やくしゃみによりウイルスを含んだ飛沫が飛び、それを吸い込んでしまうことによる飛沫感染と、ウイルスの付いた手で口や鼻に触れることでウイルスが体内に侵入する接触感染です。症状が出ない不顕性感染も多く見られます。
予防接種を推進し、埼玉県民のVPDの撲滅をめざすという趣旨のもと、小児科医はもとより、埼玉県で予防接種に関わりのある産婦人科・内科・耳鼻科などの 医師・保健師・助産師・看護師・その他コメディカルスタッフなど多くの職種の方が会員となり、埼玉県における予防接種の状況の正確な把握、多くの貴重な情 報の共有などを目指して活動をしております。
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