HOME ▶︎ 麻しん風しん混合(MR)ワクチン
2018.08.10
麻しんウイルスによる麻しん(Measles)と風しんウイルスによる風しん(Rubella)を予防するための2種混合ワクチンです。
麻しん、風しんは、罹患してしまうと特効薬がないため、ワクチンによる予防が重要です。
生後12月から生後24月に至るまでの間に(なるべく早期に)1回目接種。
小学校就学前の1年間の間に2回目を接種。
ワクチンの種類 | 生ワクチン |
定期 / 任意 | 定期接種 1期:生後12か月-24か月 2期:小学校就学前1年間(5歳-7歳未満) 上記以外では任意接種 |
接種回数 | 2 回 |
接種量 | 0.5 mL |
商品名 | ミールビック はしか風しん混合ワクチン「北里第一三共」 乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン「タケダ」 |
発熱や発しんが見られる場合がありますが、数日でおさまる場合がほとんどです。
麻しんウイルスによって引き起こされる急性の感染症です。1~2週間、平均11日程度の潜伏期間を経て、発熱、咳、鼻水、下痢などの症状が出現します。高熱になることも多く、途中一時解熱し、再び発熱します。その時に特徴的な皮しんが出現します。再発熱前に口腔粘膜にコプリック班という発しんが現れ、診断の助けになります。経過は概して重症で、感染力も強く、合併症として、肺炎、脳炎などをおこし、死亡することもあり、かつては“命定め”と恐れられました。
:風しんウイルスによって引き起こされる急性の発しん性感染症です。潜伏期は平均で2~3週間で症状がはっきりしない不顕性感染も多く見られます。発症すると、小さな赤い発しんとともに発熱や関節痛、リンパ節腫脹などの症状が出現します。経過は“3日はしか”と呼ばれるように、軽症に経過することが多いのですが、合併症として血小板減少性紫斑病や風しん脳炎を起こすこともあります。また妊娠初期の妊婦が感染すると、「先天性風しん症候群」の児を出産する危険性があります。発しん所見のみでの診断は困難であり、他の発しん性疾患との鑑別も必要で、確定診断には検査室診断を必要とします。
麻しん:
患者の咳やくしゃみにより菌を含んだ飛沫が飛び、その飛沫の水分が飛んだ状態で菌が空中を漂います。それを吸い込んでしますことで発症する飛沫核感染です。感染力が非常に強い病気です。感染者の発症率も高く、不顕性感染はほとんどありません。90%以上が発症すると言われています。
風しん:
感染者の咳やくしゃみにより菌を含んだ飛沫が飛び、それを吸い込んでしまうことによる飛沫感染がほとんどだといわれていますが、ウイルスの付いた手で口や鼻に触れることでウイルスが体内に侵入する接触感染もあると言われています。症状が出ない不顕性感染も多く見られます。
予防接種を推進し、埼玉県民のVPDの撲滅をめざすという趣旨のもと、小児科医はもとより、埼玉県で予防接種に関わりのある産婦人科・内科・耳鼻科などの 医師・保健師・助産師・看護師・その他コメディカルスタッフなど多くの職種の方が会員となり、埼玉県における予防接種の状況の正確な把握、多くの貴重な情 報の共有などを目指して活動をしております。
会員の皆様
彩の国 予防接種推進協議会の今後予定されている活動や事業計画についての詳細。
彩の国 予防接種推進協議会へのお問い合わせは専用のお問い合わせフォームよりお願いいたします。 予防接種に関する質問、彩の国 予防接種推進協議会にて議論してもらいたい議題などがありましたらご連絡ください。