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2018.08.10
破傷風菌による感染症である破傷風を予防するためのワクチンです。
破傷風トキソイドは、破傷風菌を培養して得られた毒素液をホルマリンで処理して無毒化したものです。
破傷風トキソイドは定期接種の4種混合(DPT-IPV)ワクチンや2種混合(DT)ワクチン
に含まれていますので、小児では破傷風トキソイドを単独で接種する必要は通常ありません。
3~8週間隔で2回接種。
通常初回接種終了後6か月以上(標準として12~18か月)あけて追加接種します。
事故・外傷などで発症のおそれがある場合に発症予防としてこのワクチンを接種することがあります。
ワクチンの種類 | 不活化トキソイド |
定期 / 任意 | 任意接種 |
接種回数 | 2 回 |
接種量 | 0.5 mL |
商品名 | 沈降破傷風トキソイド(化血研、生研、北里第一三共) 破トキ「ビケンF」 沈降破傷風トキソイドキット「タケダ」 |
一過性の発熱・頭痛、接種部位の発赤・腫脹・疼痛などが見られる場合があります。
破傷風菌が主に外傷などの傷口から体内に入り込んで引き起こされる感染症です。
破傷風菌が出す神経毒素によって、口が開きにくい、肩が強く凝るなどの前駆症状を経て、歩行障害や全身の強直性痙攣 (全身が弓なりに反る後弓反張)など重篤な症状が現れ、呼吸困難から死亡することがあります。 非常に少ない量の毒素で発症するため、自然に感染しても抗体を獲得することが難しく、致命率が高いことも特徴です。 近年では、罹患者の95%以上が30歳以上の成人となっています。
破傷風菌が傷口などから体内に入ることによって感染する経皮感染です。 菌そのものではなく、菌が出す毒素によって発症します。ヒトからヒトへの直接感染はありません。
予防接種を推進し、埼玉県民のVPDの撲滅をめざすという趣旨のもと、小児科医はもとより、埼玉県で予防接種に関わりのある産婦人科・内科・耳鼻科などの 医師・保健師・助産師・看護師・その他コメディカルスタッフなど多くの職種の方が会員となり、埼玉県における予防接種の状況の正確な把握、多くの貴重な情 報の共有などを目指して活動をしております。
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