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帯状疱疹ワクチン

2018.08.10

ワクチンの概要 任意接種 生ワクチン 成人 高齢者

ここでは成人向けの帯状疱疹ワクチンとしての説明をします。
水痘-帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる帯状疱疹を予防するワクチンです。水痘ワクチンとしての効能のほかに、2016 年に「50 歳以上の者に対する帯状疱疹の予防」に対する「効能・効果」が追加承認されました。

接種スケジュール

50歳以上で1回

ワクチンの種類 生ワクチン
定期 / 任意 任意接種
接種回数 1 回
接種量 0.5 mL
商品名 乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」

主な副反応

発疹や発熱が見られる場合があります。接種部位が赤くなったり腫れたりする場合もあります。

予防できる病気:帯状疱疹

子供の頃に水痘に罹患した場合、ウイルスは体の中から死滅するのではなく、神経節に残り、免疫機能に抑えられた休眠状態となります。年齢と共に、免疫機能が落ちてくると、神経節に留まっていたウイルスが再活性化し、帯状疱疹を発症します。

症状としては、ウイルスの活性化により神経が傷つけられることで、体にピリピリとした痛みが走ります。さらに赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状に発生します。
痛みや疱疹が体の片側のみに現れることが特徴です。また、まれに発熱や頭痛、疲労感などの全身症状が出る場合もあります。

主な感染経路:

帯状疱疹は、免疫機能の低下による体内の神経節に留まったウイルスの再活性化によって引き起こされます。
しかし周囲に水痘に罹患した子供がいると、その影響で免疫機能が刺激され、帯状疱疹にはなりにくいといわれています。
2014年10月からの水痘ワクチン定期接種化で子供の水痘が少なくなっています。今後は帯状疱疹の発症が多くなってくるのではないかと言われています。