HOME ▶︎ 狂犬病ワクチン
2018.08.10
狂犬病ウイルスによる感染症である狂犬病を予防するためのワクチンです。予防のために予め受ける場合(暴露前接種)だけではなく、海外などで動物に咬まれて感染した可能性がある場合に発症を予防するために接種する場合(暴露後接種)もあります。
国産ワクチン:
初回接種から4週間後に2回目接種。初回から6~12ヵ月後に3回目接種。
輸入ワクチン:
初回接種から1週間後2回目接種。初回の3~4週間後3回目接種。長期の効果が必要な方は1年後に追加接種
国産ワクチン:
受傷当日、3日、7日、14日、30日、90日目に皮下接種
輸入ワクチン:
受傷当日、3日、7日、14〜28日目に皮内注射または筋肉注射
(傷の程度と曝露前接種の有無で方法と回数が変わります)
ワクチンの種類 | 不活化ワクチン | ||||||
定期 / 任意 | 任意接種 | ||||||
曝露前 接種回数 |
|
||||||
曝露後 接種回数 |
|
||||||
接種量 |
|
||||||
商品名 | 乾燥組織培養不活化狂犬病ワクチン(国産ワクチン) Rabipur、VERORAB など(輸入ワクチン) |
注意:ワクチンが入手しづらいため海外渡航の場合は、早めに専門機関にご相談することをお勧めします。
一過性の発熱・接種部位の発赤、腫脹、疼痛がみられる場合があります。
発病すると、発熱、頭痛、倦怠感などが起こり、その後、不安感、錯乱、幻覚などの急性の神経症状が現れます。
水を見たり、液体を飲んだりすると咽喉頭の筋肉が痙攣する恐水症といわれる症状が出るのも特徴です。
最後は昏睡状態に陥り、呼吸麻痺になります。
発症するとほぼ100%死亡する恐ろしい感染症です。日本国内では1956年を最後に発生はありませんが、海外渡航者が帰国した後に発症した例があります。
潜伏期が比較的長く、31~90日が50%以上です。また、狂犬病の動物に噛まれ感染した可能性がある場合、早めにワクチンを連続して接種することで発症を抑えることができます(暴露後接種)。
狂犬病にかかっている動物(犬以外にキツネ・アライグマ・コウモリなど)に咬まれたりすることで感染します。
咬まれた傷口や粘膜などから、動物の唾液に含まれるウイルスが体内に侵入し感染します。ヒトからヒトへの感染は原則としてありません。
予防接種を推進し、埼玉県民のVPDの撲滅をめざすという趣旨のもと、小児科医はもとより、埼玉県で予防接種に関わりのある産婦人科・内科・耳鼻科などの 医師・保健師・助産師・看護師・その他コメディカルスタッフなど多くの職種の方が会員となり、埼玉県における予防接種の状況の正確な把握、多くの貴重な情 報の共有などを目指して活動をしております。
会員の皆様
彩の国 予防接種推進協議会の今後予定されている活動や事業計画についての詳細。
彩の国 予防接種推進協議会へのお問い合わせは専用のお問い合わせフォームよりお願いいたします。 予防接種に関する質問、彩の国 予防接種推進協議会にて議論してもらいたい議題などがありましたらご連絡ください。