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2018.08.10
A型肝炎ウイルスによって引き起こされるA型肝炎を予防するワクチンです。
日本では2013年から全年齢で接種可能となっています。(それ以前は16歳以上が対象。)
アメリカでは、子供の定期接種のひとつとなっています。日本では途上国への旅行者を中心に接種が行われています。
国産ワクチン(エイムゲン)は、1歳以上で2~4週間隔で、筋肉内又は皮下に2回接種する。1回目から24週後に3回目を接種する。長期に抗体価を維持するためには、以後5年毎に追加接種することが望ましいです。
輸入ワクチン(HAVRIX)は1回の接種で抗体獲得が 1年以上期待できますが、もう 1回追加接種をすることで、15−20年以上の抗体が維持されます。
ワクチンの種類 | 不活化ワクチン | ||||
定期 / 任意 | 任意接種 | ||||
接種回数 |
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接種量 |
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商品名 | 国産ワクチン:エイムゲン 輸入ワクチン:HAVRIX、VAQTA、AVAXIM、EPAXAL |
倦怠感、発熱、接種部位の痛みなどが見られる場合があります。
A型肝炎ウイルスによって引き起こされる急性のウイルス性肝炎です。
倦怠感、食欲不振、嘔吐、腹痛、発熱などの症状が出た後、黄疸が現れます。また烏龍茶のような暗褐色の尿が出る場合もあります。
衛生環境の悪いところでの感染が多いため、発展途上国に多く、先進国に少ないのが特徴です。
日本では60歳以下の人では、ほとんど抗体を持っていないと言われています。2ヶ月程度で症状は治まりますが、まれに6ヶ月以上長引く場合もあります。しかし、B型のように慢性肝炎になることはないと考えられています。
ウイルスに汚染された食べ物を摂取することや、感染者の糞便に含まれるウイルスを口から吸い込んでしまう経口感染がほとんどとなっています。
そのため、上下水道が整っておらず衛生環境の悪い発展途上国での感染が多くなっています。
また、日本国内では牡蠣などの魚介類による散発的な感染も多く見られます。
ウイルスは85度以上で1分以上加熱することで不活化できるので、食品を十分に加熱処理することが予防に有効です。
予防接種を推進し、埼玉県民のVPDの撲滅をめざすという趣旨のもと、小児科医はもとより、埼玉県で予防接種に関わりのある産婦人科・内科・耳鼻科などの 医師・保健師・助産師・看護師・その他コメディカルスタッフなど多くの職種の方が会員となり、埼玉県における予防接種の状況の正確な把握、多くの貴重な情 報の共有などを目指して活動をしております。
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