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麻疹ウィルスの空気感染によっておこる感染症です。
伝染力がとても強く、ワクチンを受けていなければ一生のうちに一度は必ずかかる重い感染症です。
麻疹の症状は、39~40℃の高い熱と発疹が出てきます。
麻疹にかかってしまった時に、特に注意しなければいけないのが「合併症」といい、複数の病気になってしまうことです。
「肺炎」、「中耳炎」、「脳炎」などの合併症を併発すると、死亡することもあります。
MRのMは麻疹(はしか)、Rは風疹(ふうしん)の頭文字をとって、ひとつのワクチンで2種類の感染症を予防するワクチンで、 非常に安全性の優れているワクチンです。
(欧米では通称「おたふくかぜ」も含めた、MMRワクチン(麻しん・おたふくかぜ・風しん)が主流で接種されていますが、 日本では現在MRワクチンしか存在しません。)
接種後、1週間くらいで熱がでる子供が5~20%ぐらいいますが、普通は1、2日でおさまります。
1歳の誕生日をむかえたら、すぐに接種しましょう(I期)。
このワクチンは2回の接種が必要で、1歳の誕生日をむかえたら、すぐに接種し(I期)、小学校入学前に2回目を接種することをおすすめします。
予防接種を推進し、埼玉県民のVPDの撲滅をめざすという趣旨のもと、小児科医はもとより、埼玉県で予防接種に関わりのある産婦人科・内科・耳鼻科などの 医師・保健師・助産師・看護師・その他コメディカルスタッフなど多くの職種の方が会員となり、埼玉県における予防接種の状況の正確な把握、多くの貴重な情 報の共有などを目指して活動をしております。
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