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ジフテリアの症状は「高熱」、「のどの痛み」、「犬吠様の咳」、「嘔吐(おうと)」などで、ひどくなると「窒息死」することがある病気です。
発病2~3週間後には菌の出す毒素によって心筋障害(しんきんしょうがい)や神経麻痺(しんけいまひ)をおこすことがありますので、 注意して経過を観察することが必要です。
現在日本では見られない病気です。
DPTのDはジフテリア、Pは百日咳、Tは破傷風菌の頭文字をとって、ひとつのワクチンで3種類の感染症を予防するワクチンで、 非常に安全性の優れているワクチンです。
生まれて3ヶ月から接種可能で7才6ヶ月までに4回接種します。そして3ヶ月~1才までに3-8週間隔で3回接種して、 3回目の1~1年半後に4回目を接種するのが普通です。
また最近では11~12才までにDTワクチン(ジフテリア 破傷風)の2種混合ワクチンを接種します。 副作用としては、局所の腫れや痛み、硬くなったり、また全身の反応としては発熱、不機嫌等など認めることもありますが、 いずれも一過性で2~3日中に消失します。
予防接種を推進し、埼玉県民のVPDの撲滅をめざすという趣旨のもと、小児科医はもとより、埼玉県で予防接種に関わりのある産婦人科・内科・耳鼻科などの 医師・保健師・助産師・看護師・その他コメディカルスタッフなど多くの職種の方が会員となり、埼玉県における予防接種の状況の正確な把握、多くの貴重な情 報の共有などを目指して活動をしております。
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