HOME > 活動報告

予防接種ワークショップ アイデア詳細特集(C斑)

この記事は、「彩の国 予防接種推進協議会」のメンバーの方が「任意」で作ったものです。7月29日のワークショップにて「K−J法」を用いてスティッキーに書かれた全ての参加者のアイデアをWordファイルにまとめたものをホームページ用に加工いたしました。この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。


~ 正確な予防接種情報の広め方について ~

<現在の取り組み>
 ・新生児訪問で必ず予防接種の話をする
 ・さいたま市の新生児訪問時ワクチンデビューの話を提供している
 ・新生児訪問(生後70日まで)各家庭へ・各区の保健事業案内
 ・母親教室:母子手帳にある予防接種の項の説明・必要性を話す
 ・助産院で入院中に退院後の生活について2ヵ月ワクチンデビューを紹介
 ・助産院で出産準備教室で妊娠編・出産編で紹介している
 ・助産院で1ヶ月健診時に予防接種の予約の確認をしている
 ・小児科医会と産婦人科医会との連携事業としての取り組みを開始している
 ・院内ミーティングで毎月1回スタッフで予防接種に対しての意見交換をしている
 ・生後2ヶ月スタートの具体的なワクチン接種スケジュールの見本をリーフレットで配布ホームページで公開している
 ・接種の副反応よりも罹患の怖さを話す(苦痛・後遺症・発達障害等)
 ・もっと2ヵ月スタートのアピールをする 予約も取りやすい
 ・両親+祖父母の教育「こんなに小さいうちから注射をして可愛そう・大丈夫か
 ・予防接種専門の時間帯がない 2ヶ月から予防接種が開始されたら気遣いが必要
 ・ワクチンの予約を受けている事、同時接種できる事、2ヵ月からうてる事、積極的に知らせる
 ・出産前の家族への啓蒙
 ・自分自身新しい情報を知り、伝える
 ・2ヶ月からのワクチンスケジュール見本を公開する
 ・生後6週目からできる予防接種をアピールする
 ・両親学級で予防接種の受け方を説明している
 ・妊婦健診時に情報提供する
 ・新生児訪問時の情報提供項目必須とする
 ・出産での入院中、退院時の指導内容に組み込む
 ・母乳育児相談で外来受診された方に予防接種の情報提供している(院内掲示含む)
 ・現在は両親学級・祖父母学級では話していない
 ・HP上に彩の国予防接種推進協議会であることを明記している
 ・BCG接種は5ヶ月に入ってから予約を取る 4種同時接種
 ・4ヵ月検診に合わせてその前に同時接種を組み合わせる
 ・月に1回、休診日を利用して予防接種を行っている
 ・保護者の相談で電話で2ヶ月になりますがとスケジュールをお願いしますの事もある

<阻害因子>
 ・情報が届きにくい方たちへの対策が不十分 孤立化・不干渉社会の中で
 ・生後2ヶ月からの接種者はまだ少ない
    外来で診察に来た患者さんに接種に対する説明をする時間をとることも必要
 ・母親学級は市の委託なので、学級の中で話す内容は市側が決めている
    助産師が勝手に話せない
 ・予防接種のつづりの発送が生後2ヶ月を過ぎている
 ・ワクチンメカニズムなど、正確な理解の不足
 ・早期(1ヶ月以内)の新生児訪問は出生届けからの対象者抽出、里帰りなどで難しい
 ・周知方法やスケジュールが分かりにくい
 ・かかりつけ医任せにせざるを得ない
 ・1ヶ月健診を小児科で予約可能に(予防接種スケジュールの作成)
 ・クレームが多い地域では新生児訪問を話題にできないという「助産師のいる保健センターで聞いてください」と言うらしい
 ・母親・家族の不安・心配
 ・予防接種についての情報過多→両親の判断を困難にしている
 ・予防接種の種類・回数が多いので理解・納得するまで数回アナウンスする必要がある
 ・妊娠中は出産の事で頭がいっぱい
 ・生後1~2ヶ月は昼夜なくたいへんな時期
 ・インターネットで調べている親は間違った情報を入手していることもあり説明に苦労
 ・行政が積極的に勧めていない(ように思われる)
 ・任意接種については情報提供し母に自己決定してもらうようにするしか方法がない
 ・医師の予防接種に対する考え方が違う(同時接種・受けられる人・順番など)
 ・母の質問の中では同時接種への不安が多い
 ・小児科クリニックにワクチン接種の余力がない
 ・ワクチンについて耳鼻科○○知られていない
 ・パパとお姑さんの理解が得られないことが多い
 ・行政としては任意を含め、具体的な個別メニューの提示はできない
 ・上のお子さんの経験から3ヶ月からという意識がある
 ・兄弟がいるとみんなが体調が良くないと予約した時に行けず逃してしまう
 ・何と何を同時接種してよいのか 等 自分達の知識不足がある
 ・新しいワクチンが本当に必要なのかの問い合わせが多くある
 ・任意(有料)ワクチンが本当に必要なのかの問い合わせが多い
 ・両親学級で予防接種について十分に周知されていない
  (産後うつ・揺さぶられっ子・沐浴など指導内容が盛りだくさんなので)
 ・同時接種可能な小児科がどこなのかアナウンスがない
 ・内科等でも同時接種をやって欲しい
 ・障害が起きたときの補償体制の不備
 ・家族の協力・兄弟の通学・通園など時間がとりにくい
 ・里帰り出産から戻る時期等、地元にいない場合どうする
 ・産科で予防接種の説明をしている場合は導入がスムーズにいっているので他の産科でも産後すぐに(妊娠中から)行うと良い

<母子手帳を利用した接種の勧め>
 ・予防接種の予約を取る際は母子手帳を見ながら予約を取るようにしている
 ・母子手帳やメモで記録し接種の予定を立てやすいようにしている
 ・予防接種の予約時は必ず母子手帳を手元において欲しい
 ・さいたま市の母子手帳をA5版くらいの大きさにして欲しい
 ・乳幼児健診で一人ひとり母子手帳をみて受診勧奨している
 ・接種当日、母子手帳を忘れたときは接種不可をお願いしたい
 ・予約の電話の際は必ず母子手帳を手元に持ってきていただいて接種漏れがないか確認しながらおこなう

<新生児訪問を利用した接種の勧め>
 ・家庭訪問時個別で受診勧奨いている
 ・新生児訪問で必ず「予防接種については大丈夫ですか?」と確認している
 ・市内の小児科は予約でいっぱいであるため、早めに予約を入れるように伝える
 ・保健センターの事業案内(予防接種)の説明・必要性の説明
 ・わからない事はいつでも保健センターに問い合わせしていただくように伝える
 ・健診・電話で任意接種について問い合わせを受けるが、具体的な返答ができない
 ・All未接種者はハイリスク者として管理し、全戸訪問したい
 ・新生児訪問の際に予防接種について指導項目に組み入れる

<安全性とメリットの提供>
 ・同時接種の安全性をアナウンスする
 ・同時接種に対する不安を訴えるお母さんには、厚労省の調査結果(死亡例との因果関係はなかった)を説明する
 ・任意接種について迷うお母さんに接種のメリットを伝え、自己決定するように促す
 ・新生児訪問でロタワクチンは高額なので迷う方が多いが感染時の症状等リスクを伝え自己決定してもらえるよう伝える
 ・予防接種後の発熱・発赤などがすぐ受診したほうがいいものか様子をみて良いものかを接種時に説明して欲しい
 ・同時接種の安全性をPR

<団体・場所を利用した情報提供>
 ・ワクチン接種は小児科医だけでは困難なので、内科・産科の先生への啓蒙の方法を
 ・育児サークルを支援している方へ資料を配布し育児サークルの集まりの時に情報提供してもらう
 ・新しいワクチン情報を院内掲示・ホームページにアナウンスしている
 ・幼稚園・保育園に行政より資料提供し配布を依頼する。説明会を開いてもらう
 ・予防接種をした医療施設で入力し、市で受診し個人の接種状況が医療施設と市で共有できるようにする
  →電子カルテ化
 ・定期接種未接種者にハガキで勧奨通知をしたい(現在MRのみ)
 ・「何から行うかわからない」というお母さんへは市の資料をもとに説明する
 ・難聴の新生児には1才過ぎたらムンプス接種を行うように話す??
 ・学校教育の中に予防接種に関するホットな情報を教材にして活用する
 ・地域の民生委員の方にも資料を配布し、家庭訪問をして渡していただく
 ・行政及び各職能団体との連携を保ちながら普及に努める
 ・中・高生対象の性教育で子宮頸がんワクチンの話をする(風疹も)
 ・国へ 混合ワクチンを早くまとめて(承認?)もらい受けやすくして欲しい
 ・予防接種の予約の電話が集中する場合があるなら、保健センターからの案内を事前に知らせて欲しい
 ・行政(さいたま市など)もう少しつながりのある資料を作成して欲しい
    訪問・2ヵ月直前の資料郵送・実施
 ・感染症状(中耳炎など)あるときのワクチン接種について、患者家族から質問があるときにアドバイスする

<スケジュールの説明と予約について>
 ・電話で予防接種の相談がある時に年齢等で次回出来る予防接種の案内も付け加える
 ・生後2ヶ月時4ヵ月健診のお知らせと予防接種つづりを同封している
 ・予防接種は転居などない限り、かかりつけ医で決めて欲しい
 ・すべての予防接種を定期接種に
 ・接種日に次回の接種日の目安を話している
 ・4ヵ月頃まで何も接種していないお子さんもいる
    産科でも指導しているとは思うが、今○ヶ月ですが、何から受けたらいいですか?の質問が案外多い
 ・スケジュールをいつ、誰と決定したら良いのかを相談できる場を提供して欲しい
 ・新生児訪問で接種スケジュールの説明をする
 ・両親学級で予防接種の送付時期や接種方法を説明している
 ・予約の電話の時に生年月日・最後の接種日を確認している
 ・ヒブ・肺炎球菌の相互乗り入れの実現を(他市のスケジュールを組むのに苦労する)
 ・訪問時、母親へある程度具体的なスケジュールをたててあげたい
 ・1歳時、お誕生日カードとMR接種勧奨したい
 ・当日接種後、次のスケジュールをたて可能な限り予約をしてもらう
 ・産科での1ヶ月健診時に(疾病予防のため)同時接種を勧めて欲しい
 ・保育園などの集団に入る前にある程度予防接種を受けていてほしい
    保育園で勧めることは可能なのか・集団健診では
 ・初めての患者(1歳未満)への案内パンフレットに予防接種スケジュール表を入れる
 ・出生届けの時点から予防接種つづり案内を渡したい
 ・予防接種は必ず予約をとること
 ・予防接種をした方に次回の接種時期についてお伝えする
 ・ワクチンの具体的なスケジュールの見本の配布
 ・予防接種の予約時、保護者の希望接種以外に他の接種が同日にできるか?
 ・予防接種の予約受付の際、○歳になるとこの(MR/二種/日脳追加など)予防接種が必要と、先のスケジュールをお話しする



~ 何をすべきか・私たちにできること ~

<マイナスイメージ>
 ・重大な後遺症も含め、副反応が出現する可能性があるので、親が自己決定するように話を持っていく必要があり、助産師が積極的に勧める事は難しい
 ・諸資料が分かりづらい(母子手帳も含めて)
 ・副反応について、発熱・腫れを怖いと思われている母親も多い
 ・副反応についての正確な情報をもう少し発信してもよいかと
 ・「予防接種はやめましょう」という本などを読み、敢えて受けない人がいる
 ・副作用について心配を持っている方が多い
 ・同時接種についての抵抗・考えも様々
 ・予防接種での死亡例がマスコミに出ると過剰に反応する。不安
 ・保護者で同時接種にアレルギーの大変強い方がいる
 ・ワクチンのリスクについてメリットを無視してリスクのみを報道する傾向がある
 ・副反応が怖いと両親の判断で、接種が進んでない人がいる
    メディアなどからの情報がオーバー
    何万件正常に接種していても1件副反応事故があると...

<複雑なスケジュール>
 ・同時接種していない病院も多いため毎週受けに行くのは大変
 ・母子手帳のワクチン接種欄に水痘・おたふく・他任意接種のものもワクチン名を入れる
  (入っていないと必要ないという感覚をもつ)
 ・予防接種のメカニズムについて正しく理解できるような教材の工夫と指導の工夫
 ・同時接種できるワクチンやスケジュール上、同時接種したほうが良いと考えられるワクチンが明確になるといい
 ・接種回数多く医療機関に行く機会も増えるため、他者からの感染(風邪・感染症)の可能性がある
 ・医療機関(主治医)により受ける順番がさまざまである BCG→DPT①・DPT①→BCG
 ・いつ・どこで・どんな予防接種が受けられるかインターネットで情報がとれるように行政が発信する
 ・生後2ヶ月くらいからの同時接種スケジュールを院内に案内(図式)を出してみる
   保護者の方が何から接種したら良いか分からない人も多いようです

<情報>
 ・自然志向が強く(予防接種でも体内に薬物を注入することを極度に拒否する)自分の考えを周囲の方に伝え予防接種に反対するように勧める
 ・何が防げているか小児科医等で考えが統一されていない
 ・母親への啓蒙不足 なぜ必要かわかってないと感じる 大変そうという反応はあるが
 ・市外で受けたい時に有料になってしまう・里帰りする時期や期間が制限される
 ・ロタワクチンは値段が高い
 ・訪問で予防接種の話をする時、行政にクレームが来ないよう細心の注意が必要となる
 ・マスコミの報道のとりさり方も問題では?
 ・体調に合わせていつでも接種を受けるられるように行政や医療施設の体制作りbr />