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DTPワクチン

DPTの「D」はジフテリア、「P」は百日咳、「T」は破傷風菌の頭文字をとって、DPTと名前がついています。前述した3種類の感染症を予防する不活化の3種混合ワクチンです。

定期接種の不活化ワクチン。接種回数は4回。生後3ヶ月から接種可能で16〜17ヶ月までに4回接種します。定期接種としては7歳6ヶ月まで接種できますが、それ以降の接種は任意接種(費用は自己負担)となります。

小児科学会では3ヶ月~1才までに3〜8週間隔で3回接種して、3回目の1~1年半後に4回目を接種するのが普通です。また最近では11~12才までにDTワクチン(ジフテリア 破傷風)の2種混合ワクチンを接種します。

副作用としては、局所の腫れや痛み、硬くなったり、また全身の反応としては発熱、不機嫌等など認めることもありますが、いずれも一過性で2~3日中に消失します。


このワクチンで予防する病気
ワクチン博士

ジフテリア

ジフテリアの症状は「高熱」、「のどの痛み」、「犬吠様の咳」、「嘔吐(おうと)」などで、ひどくなると「窒息死」することがある病気です。

発病2~3週間後には菌の出す毒素によって心筋障害(しんきんしょうがい)や神経麻痺(しんけいまひ)をおこすことがありますので、 注意して経過を観察することが必要です。現在日本では見られない病気です。

百日咳(ひゃくにちせき)

百日咳の症状は普通のカゼのような症状ではじまり、続いて咳がひどくなり、顔をまっ赤にして連続性にせき込むようになります。

咳のあと、急に息を吸い込むので、笛を吹くような音が出ます。熱はでないか、でても微熱程度です。

乳幼児は咳で呼吸ができず、チアノーゼやけいれんがおきることがあり、肺炎や脳症などの重い合併症を起こすと、命を落とすこともあります。

破傷風(はしょうふう)

破傷風菌はヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にひそんでいて、傷口からヒトへ感染します。

最もよくみられる症状はあごのこわばりで、口が開きにくくなります(開口障害)。そのほか、落ち着きがなくなる(不穏)、 ものを飲みこみにくくなる、刺激過敏になるなどの症状や、頭痛、発熱、のどの痛み、悪寒、筋肉のけいれん、首、腕、脚のこわばりが起こります。

病気が進むと、あごが開けにくくなる開口障害が強くなり、顔の筋肉がけいれんするため、まゆがつり上がり、 引きつって笑っているような表情になります。

さらに、腹部、首、背中の筋肉がけいれんし、頭とかかとが後につり、胴体が前に出て体全体が弓なりに反る「反弓緊張」 という姿勢がみられるようになります。括約筋もけいれんし、便秘が起こり、尿が出なくなります。

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